夜の青い闇の林の向こうに八ヶ岳が見えます。
満月が浮かんでいます。
設計に着手してから間もなく、
アトリエデフの大井みのりさんから
循環の家のイメージをあらわす手紙が届きました。
たおやかな家という題名の手紙でした。
たおやかな家
女性らしさと男性らしさが融合した美しさ
バランスのとれた、調和のとれた家
女性らしさ
しなやかで やさしい やわらかい
一方でとても合理的、機能的
男性らしさ
大きく包み込む頼もしさ 立ち姿の格好の良さ
住宅を建てるということは、ときに
とても私的で、個に執着することである気がします。
今回のモデルハウスは、幸いなことに特定の個にこだわる
条件下にありません。
我、私、個というものを限りなく削ぎ落とし、
相手を思いやる心、あるがままを受け容れること、
愛、いのちの営み、などといった
普遍的なもののあたたかさ、やわらかさ、おおらかさが
自ず然る家にできたらすばらしいと思います。
それは、私自身の生きるテーマであり、課題でもあります。
この家づくりにかかわるすべての人に
笑顔をもたらし、喜びに溢れて進むことを常に祈ります。

