7つの約束の2:安心な木材だけを使います。

農産物と一緒で、木材にも「履歴」があり「素性」があります。どこの山で、誰が育てたのか。どのような乾燥方法で材木にしたのか。薬剤処理をしているか、していないか。さまざまな段階で、その木の質が左右されます。このような木の「履歴」をたどれることを「トレーサビリティー」と言います。

一般の流通にのる木は、重油などを焚いて高温乾燥をさせます。高温乾燥をさせると、木の本来の色艶が失われるばかりか、木の表面でなく内部にも割れができます。金物に頼らず、大工が手刻みで加工する「仕口」で接合する木組みには致命的なことです。また、乾燥処理後、市場に運ばれる段階で、必ず防腐剤や防カビ剤に浸けることも求められます。

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木組みの接合部である「長ほぞ」。構造安全性に関わる大事な部分。

つまり、一般の流通経路では、手刻みにふさわしい乾燥方法や、薬剤処理していない木材は、入手できないのです。

高温乾燥や薬剤処理によって損なわれることなく、「木のいのち」が木材にも引き継がれるためには、山や製材所と直接のやりとりをして、木が木材となるまでの履歴を把握し、求める木材を出してもらえるように頼める信頼関係が築かれていることが必要です。

「森びとの会」では、それぞれのつくり手が、山や製材所と直接つながっていて、木のいのちがそのまま家づくりに生かされるよう、適切な乾燥方法、薬剤処理をしない材を入手するルートを確保しています。