Vol.2

ダンスコミュニケーション

みつばちみつばち
ねぇみんな!

たくさん花が咲いている場所があったよ〜

 ひとりでは蜜をはこびきれなかったよ〜

てつだって〜

 

 巣にかえってきたミツバチが、みんなに伝えます。

 

どっちへ行けばいいの?

どれくらい飛んだところにあるの?

 

ミツバチはその情報を、ふるえながら、くるくるまわって伝えます。

ミツバチの、8の字ダンスコミュニケーション

そのダンスを察知するやいなや、

他のハチたちは興奮し、次々に巣を飛び立っていくのです。

 

ハチの数は増えましたが、まだ、まだ、はこびきれません。

巣にかえったハチたちは、さらにみんなで8の字ダンスをおどります。

もっとたくさんのハチたちが応援のために飛んでいきました。

 

そうやって、ダンスを合図に、迅速なめらかに流れているミツバチの社会。

ボディーランゲージだけで仕事がうまくいくっていいですね〜♬

 

 8の字ダンスを翻訳したひとがいます。

 真上に太陽を想定して、

どちらに向かって8の字を描くかが、花畑への方角!

8の字の回数が、花畑までの距離なんですって!

そんなことがわかっちゃう、人間もすごい!

 

わかっちゃったミツバチ学者フォン・フリッシュ博士には、ノーベル賞が贈られました。