2014.8.22 fri

きらパチ⑫福島キッズ

今日のきらパチは、こちら。
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週末、友人からのSOSでかけつけた
保養施設での、
「福島キッズ」たちとの
食事風景です。


「福島キッズ」とは、
福島から保養に来ている
子どもたちのこと。
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今回は、福島から来た8人の小学生が
夏休みを利用して1週間の予定で来道し、
保養施設として開放されている
余市の宿泊施設「山の家“きょうどう”」に、
その子たちをサポートする3人の大学生
+NPO職員の青年とともに滞在。

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彼らのごはんを作る
炊き出しボランティアスタッフに
急きょドタキャンが相次ぎ、
実行委員会の事務局をつとめる友人から
SOSのお声がかかったのです。

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こちらは、私と同じくSOSで駆けつけた
管理栄養士のサトアキちゃん(手前)と、
もとツアコンのタエコちゃん(奥)。

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手前に座っているのが、SOSの発信者、ジュンカちゃん。うしろの4名は、そのSOSに応えて集まった面々。私の横のご婦人は、なんと兵庫から!ジュンカちゃんの吸引力と、ご縁パワーを思い知りました。いや〜楽しかった!お役に立てて嬉しかったです。


ここが、今回の宿泊施設。
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なんだか、なつかしのアニメ
キャンディキャンディ
を彷彿とさせるような建てものです(笑)。


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ここは、
社会福祉法人「札幌協働福祉会」
の持ちもので、2011年3月11日の
東日本大震災&福島原発事後以来、
その会の理事長・副理事長が、
被災した人々の保養施設として
無償で提供する、と決意し、
以来、現在まで、避難者の人々を
無償で受け入れているのだそう。

これぞ、ホンモノの支援。
頭が下がります。


私はほんの一泊二日のお手伝いでしたが、
印象的だったのは、
小学二年生の男の子が、
とうもろこしを家族に食べさせたい
と言って、「持って帰れますか?」
と、熱いまなざしでスタッフに尋ね、
思い余って泣き出してしまったこと。

おそらくホームシックも
あいまっていたのでしょうが、
その涙から、小さな心に抱えている
いろんな想いが伝わってくるようで、
胸がいっぱいになりました。


「読みますか?」
と、NPOスタッフの青年から手渡された
こどもたちの作文には、

「外で思い切り遊べるのが楽しみです」

という言葉がたくさん書かれていましたが、
ハッとさせられたのは、

「福島を安全でないと言う人たちもいますが、
何を安全と思うかは、人それぞれ違うと思います」

という小学6年生の文章。

おそらく考え抜いた末に書かれたのであろう
おとな顔負けの凜とした言葉が並ぶその作文には、

大人たちが繰り広げている多くの論争に
いろんな想いを募らせ少なからず傷つきつつも、
家族や自分の選択を理解してほしい、
という彼女の心の叫びがにじんでいるようで、
言葉の一つ一つが胸に焼きつきました。


被災地支援活動に関わって
4年目というNPOスタッフの青年に、

「今まで関わってきて何を感じていますか?
 こういう活動に大切なことは
 何だと思いますか?」

と尋ねると、

人はみんな一人一人違う、と、つくづく感じています。同じ一つの事柄に対しても、感じ方や考え方は人によっては正反対だったりするし、一人一人ぜんぶ違うんです。

でも、みんな自分の意見を主張するばかりで、人の話を聴こうとしない。だから対立ばかりで、物事はちっとも解決しない。そういう状況を、この4年間でイヤというほど見てきました。

だから、自分はとにかく人の話をよく聴くように心がけています。しゃべるよりも、まずしっかりと人の話を聴く。今はとにかくそれが大切だと、ぼくは思っています。

とのこと。

いやぁ…
身につまされました…


寄り添いながら、共に新しい一歩を。

当事者でないからこそできるそのことを、
ほんとうに実践してゆきたいです。


2014年8月22日・金曜日

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