春を分ける日。

2014.3.21 fri

春を分ける日。

今日は、春分の日。

日本でくらす私たちにとっては、
太陽が真東からのぼって真西に沈み、
昼と夜の長さがほぼ同じになる節目の日。

今日を境に
少しずつ太陽が南に傾いて日差しが強くなり、
夜より昼の時間が長くなってゆく基点の日。

そう思うと、外は雪でも
（ここ、札幌は、まだまだ雪がいっぱいです…）、
なんだか空を見上げてスキップしたくなってきます。

暦のことなら…と思い立ち
地球暦のサイトを見てみたら、
「春分は中道の象徴」　と書いてあり、
ナルホド〜と胸に残りました。

ちょうど先日ふと、
「この世はいつだってバランスが取れているのかも」
と思ったことを思い出し、
その思いつきを胃の腑に落とすべく、
しばし空想タイム。

　　私が悲しくて泣いているとき、
　　どこかには、うれしくて泣いている人がいる。

　　私が楽しくて大笑いしているとき、
　　どこかには、苦しくて怒りに震えている人がいる。

　　私がドカ食いしてふとんに倒れこんだとき、
　　どこかには、食べれずに、
　　その場にへたり込んでいる人がいる。

　　どこかに大雨が降れば、
　　別のどこかには干ばつが訪れ、

　　どこかに大金がつぎ込まれれば、
　　別のどこかは資金不足で大変……

しばし、そんな脳内仮説を旅した結果、

何だか雲の上からこの世を見渡したように意識が拡大し、
自分がどこに立てば世界のバランスが取れるのかが
わかったような気がして、

「やっぱり中庸がいちばんなんだな」　と、
心でうなづいたのでした。

春を分ける、と書いて、春分。

二度と来ない今日一日を、
あなたと　にっこり、分け合いたいです。

2014年3月21日・金曜日

＊地旧暦：
太陽を中心にした天体の星々の動きの中で
地球の位置と時間をとらえる暦
（と、私は理解しています）