2014.5.21 wed

森のエキス。

昨日のこだまに「モリモリしたい!」
と書いたあと、お茶のお稽古で、
八剣山という山のふもとに行きました。

緑や花や虫や動物たちが
人の何十倍もモリモリ幅を利かせている
こういうエリアが市内にたくさんあるのが、
札幌の魅力のひとつ。

目に映る景色はもちろんのこと、
そこには街とはまったく違う精気に満ちた
色とりどりの香りがあふれていて、
呼吸するだけで元気になっていく気がします。


そんな自然の精気をギュッと閉じ込めた

ヨモギ万能薬の作り方を、以前、
アイヌ文化を伝えているアイヌのお母さん、
川上裕子さんに教わりました。

アイヌの人々はヨモギの季節になると
毎年それを大量に作って、
化粧水や美容液として顔につけたり、
おなかが痛いとき飲んだり、
ケガやかぶれの患部に塗ったり…と、
頼れる暮らしの万能薬として、
いろいろに使っているとのこと。

作ってみると、
超カンタンで効き目バツグン!


「カムイリキッド」と名づけ
著書『できた!電気代600円生活』
電気に頼らない暮らしの知恵の一つとして

作り方を載せたのですが、
今はちょうどヨモギシーズンなので、
レシピを特別公開しちゃいます(笑)。


アイヌのミラクル万能薬!カムイリキッド

(材料)
・空きビンか、空きペットボトル
ヨモギの新芽(つみたてがベスト)
*夏のヨモギでも上部の新芽部分を使えばできますし、
  必ずしも新芽でなくても大丈夫です。 
・焼酎(安いホワイトリカーでもOK)
箸か、それくらいの棒1本

(作り方)
①きれいに洗った空きビンやペットボトルに
 5〜6分の1くらい焼酎を入れる。

②そこにヨモギの新芽を
 棒でギュギュウつぶしながら押し込み、
 ボトルの口まで満杯に詰め込む。

③フタをギュッと閉め、冷暗所で半年置く。
 (冷蔵庫に入れる必要はありません)

④半年後くらいから使用可能。
 傷の治療、消毒、虫除け、かゆみ止め、
 入浴剤、美容液を兼ねた化粧水…などなど、
 いろいろに使えます。飲んでもOK。

ね、カンタンでしょ?
カムイとは、アイヌ語で「神さま」。

自然という名のカムイの恵み。
あなたの暮らしにも、
モリモリ
取り入れてみてくださいね〜♪


2014年5月21日・水曜日