初夏の豆まき。

2014.6.7 sat

初夏の豆まき。

思いっきり、豆をまきました。

そう、
「鬼は〜外！」の豆まきじゃなく、
自ずと福をもたらしてくれる、
大地への豆まきです。

人差し指の第一関節くらいまで
地面に指を入れて穴をつくり、
そこに豆を入れて土をかけ、

「元気で芽吹いてね〜」

と声がけしつつ、
掌（たなごころ）で軽く
ポンポン！と押し付ける、
という作業を、二人一組でテンポよく。

「声がけするとしないとじゃ、全然違うんだよ」

以前そう教えてくれたのは、

自然農法のりんご作りで有名な
木村秋則さん。

今回蒔いたのは種まき用のものではなく、
そのまま食べられる一級品の豆。

しかも、北海道紋別郡遠軽町で
自然農法で育った在来種の豆を
各地に広める活動もしている、
「べにや長谷川商店」さんのもの。

いっしょに作業したBちゃんが
「えーッ?!売り物の豆って
　蒔けば芽が出るんだー！」
とビックリしていましたが、

考えてみれば
私たちがふだん食べている豆や米は、
実はぜんぶタネなんですよね〜！

お茶碗1杯のごはんの一粒一粒も
ぜんぶタネなんだよなぁ〜

と思うと、一食で
いのちの卵を大量にいただいている
責任を感じずにはいられませんでした。

無数のタネが私たちの血となり肉となり、
動力となって、活動させている。

…そんな事実にあらためて気づき、
命を捧げてくれている
植物たちの献身に感謝しつつ、

さて、いただいた命をどう生かそう？

と思わず立ち止まった
種まき体験でした。

2014年6月７日・土曜日
（土曜日は、土・土地・風土のお話♪）

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