2014.7.19 sat

命のダイナミズム。

土・土地・風土に
まつわる話題をお届けする土曜日。

今日は、先日の
道東ツアーでの体験をお伝えします。

ツアーの最後にうかがった、
十勝本別町にある
生活学校+バイオダイナミックファーム
(↑HPはこの名になっていますが、
 今年から「ソフィア・ファームコミュニティー」

 という名称に変わったそうです)


そこで私は生まれて初めて、
すべての牛に角があることを知りました。

牡牛(おうし)はもちろん、
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牝牛(めうし)にもちゃーんと。
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これまで牧場では角がない牛しか
見たことがなかったのですが、
それは危険を避けるために
飼い主が角を切ってしまうから
なんですって。

けれども、このファームでは
角は大切な牛の一部と考え、
決して切ったりはしないそう。

「角を切るのは
 爪をはいでしまうようなもの。

 角を切られた牛は
 痛みと不安にさいなまれ、
 自信と尊厳を失ってしまう。

 角には
 空中のエネルギーを
 牛の体内に取り込む
 働きがあり、

 蹄(ひづめ)には
 大地にエネルギーを流す
 働きがあるんだよ。

 だから角を失った牛は
 エネルギーの流通が滞って
 不健康になってしまうんだ」

と、このファームのダンナ様の
ベンさん。
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このファームの牛たちは
山に放たれていて、主食は牧草。

時折、自然農法の大豆クズを
与えれてはいるものの、基本は
一日じゅうゆっくりと草を食み、
自由にノビノビくらしています。

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「牛は草を食みながら
 いつも瞑想しているんだ。

 ぼくがミルクを絞っている間も
 反芻しながら内観している。

 日がな一日、草を食みながら瞑想し、
 ゆっくり自分の内側を旅しながら
 生きている、神聖な動物なんだよ」


“バイオダイナミック農法”は、
現在のクロアチアで生まれた思想家
ルドルフ・シュタイナーが提唱したもので、
「地球は天体の星々のひとつ」
という観点で、地球を取り巻く星々からの
エネルギーを最も効果的に地上の作物に
注入する研究に基づいて行われる農法
(というふうに、彼らの説明から理解しました)


その考え方は聴けば聴くほどおもしろく、
「さもありなん!」と思えてくることばかり。

視野が宇宙規模に広がりました。


明日はその「瞑想」の様子、
乳しぼりの朝の風景、
しぼりたてのミルクの味などについて
お伝えします。

どうぞお楽しみに〜♪


2014年7月19日・土曜日


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