2014.7.20 sun

ミルクの真実。

昨日のお約束どおり、本日は
生活学校+ソフィア・ファームコミュニティー
(HPは「バイオダイナミックファーム」になっていますが)
で体験した、至福のミルクしぼり体験について
お伝えします。

これがそのときカメラで撮った映像。
カメラの電池切れで短いですが、
お母さん牛の表情にご注目くださいね♪


晴天の朝6時過ぎ
毎朝 牛の乳しぼりをするという
Benさんに同行し、
牛たちが放牧されている
山の上に到着。


6頭の牛たちは
Benさんを待ちかねるように、
手づくりの小さな搾乳小屋のそばの
木陰に集まっていました。

リラックスできるよう
目の荒い黒の布で覆われた

薄暗い小屋に導かれたお母さん牛は、
Benさんにおっぱいを絞られるのを
静かに待っています。

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Benさんは彼女に語りかけながら
頭、背中、おなか…を順番に
マッサージするようになでたあと、

おっぱい全体をマッサージしながら、
どのくらいのミルクが絞れそうかをチェック。

「今日は朝から晴れていて
 ぼくらが来る前までに赤ちゃん牛が
 たっぷりミルクを飲んでしまったようだから、
 ぼくらにはほんの少ししか当たらないね」

と、肩をすくめながら笑うBenさん。

ミルクは牛の赤ちゃんのために
お母さん牛からあふれ出る愛のエキス。

人間はそれを、ちょっぴり
おすそわけしてもらっている立場です。

おっぱいマッサージのあと
Benさんのゴツイ手が
いくつもあるお母さん牛の乳首を
順番ににぎり、
搾乳がスタート。

お母さん牛は気持ちよさそうに
Benさんに身をゆだねています。

シュッシュッシュッ…
ティンティンティン…

おっぱいから絞り出されるミルクが
バケツに当たるリズミカルな音が
鳥のさえずりとともに朝の音楽となって
小屋の中に静かに響き始めました。


神聖な空気が流れる
薄暗い小屋の中で、
私も搾乳を体験。

牛のおっぱいは
とても温かかくて、
「生きてるんだなぁ!」と実感。
なんだか涙が出そうでした。


目で、耳で、肌で、手のひらで
「いのちの温もり」を感じ、牛と人が
黙って友情を交し合ったような、

静かで優しい至福のひとときでした。

Benさんいはく
「ママ牛は乳を搾られているときも
 反芻しながら瞑想しているんだよ」。

お母さん牛の目を見たとき、
それが深く納得できたような
気がしました。

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お母さん牛は2頭いるようでしたが、
もう一頭のミルクはすでに子牛が
飲んでしまった後だったのか、
今朝の収穫は一頭分で、これだけ。


その貴重なしぼりたてミルクを
少しだけ飲ませていただきました。

飲む前はビンをよく振って、
表面に浮いた油分(クリーム)
を全体に混ぜ合わせます。

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文字通りクリーム色のミルクは、
あたたかくクリーミーで

それはそれは爽やかな甘さ…

夏の野草って
こんなに甘いんだ〜!
と驚きました。


いや、きっとこの甘みは、
お母さん牛の赤ちゃんへの愛も
しみこんでいるからなのでしょうね。


「ほとんど草しか食べていないのに、
 牛さんは瞑想しながら日がな一日
 ゆっくりゆっくりそれを食み
 4つの胃袋で丁寧に消化して、
 赤ちゃんのために
 栄養いっぱいのミルクに変えるの。

 そのミルクが、あんなに丈夫な骨や
 大きな牛の体をつくるのよ。

 すごいことだと思わない?」

と、Benさんの奥様の このみさん。

その言葉を聞いて、

「自然のままの生の
牛乳は
 牛が野草を原料にして
 体内でつくる

 天然の酵素液なんだな〜!

と思いました。

牛乳は日本人の体には合わない
と思い避けていたけれど、

野草を食んで草原で生きる
ちゃんと角のあるお母さん牛の

熱処理も何もしていない
“生ミルク”を生まれて初めて飲み、
ミルクの真実を体感した私です。

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ベンさん、このみさん、
貴重な体験とお話を
どうもありがとうございました〜!

これからもイロイロ教えてくださいね。
どうぞよろしくお願いします!

2014年7月20日・日曜日


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こちらもいい風景ですね〜!
夏の楽しさと温かな間柄を感じ、
まぶしい気持ちになりました♪

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