2014.10.28 the
こころの着火マン(23)木内鶴彦さん
人間は、生態系の循環を守るためのパシリをやっているのです。
ミトコンドリアが発生して、いちばん最初にできた生き物は藻だそうです。私たちの神様は藻なんです(笑)。藻以外のいろんな生き物が存在しているのは、藻を殺さないためです。藻を殺さないように殺さないようにやってきた中で、最後に人間が出てきた。私たち人間は新参者です。人間以外の生き物は私たちの先輩です。
人間にいろいろな能力が与えられているのは、新参者として下働きをしなければいけないからです。
『あの世飛行士〜未来への心躍るデスサーフィン』
というチョット怪しいタイトルの(笑)、
木内鶴彦さんと保江邦夫さんの講演録を
まとめた本の中の、木内さんの言葉です。
生き物は重力に逆らうことをやって(地球の養分を)循環させている。人 間以外の動物は本能という形で動いています。そうすると働きが偏ることもあって、生態系が乱れてくる。そこで動物を育てることも殺すこともできる能力、植 物を育てることも殺すこともできる能力を持っている人間が、多種多用な能力を持って、生態系を保つための小間使いをしているのです。
「人間の存在自体が環境破壊の元凶」
という声を聞くたびに違和感を感じ、
「存在するものにはすべて価値があるのだから、
そんなはずはない」といつも思っていたのですが、
上記の木内さんの言葉で深くナットク。
だよね〜!と膝を打ちました。
知人のライブラリーで見つけて
吸い寄せられるように惹かれて借り
一気に読んだのですが、
共感と発見が満載で、いや〜オモシロかった〜!
自分の経験や思考から察知していたことへの
裏づけが得られたような気がして、
とても嬉しくなりました。
木内さんと保江さん、お会いしてみたいです。
保江さんには今度友人が会いにいくそうなので、
いつか私にもご縁がめぐってくるといいな…(笑)
苦労というか、いろいろな耐え難いものを乗り越える、そういう変化が、生きている証です。
その中に目的があるとすれば、地球を再生して、再生した地球を長く維持することができる産業構造や経済をつくり上げていくことであり、その作り上げていくシステムの中に、自分達の存在する場所があるわけです。
この言葉にも深く共感。
持続可能なビジネスには、この
「地球の営みを活かすことにつながるかどうか」
が欠かせないと思います。
だって、
地球の営み=生態系あってこそ
の人間界ですからね。
そして、もう一つ深く共感したのが、
この言葉。
自分がやれる能力を持っているものをやるのは、ストレスになりません。例えば、お米をつくることが好きな人は、米づくりをすることがストレス解消になる。その人は米づくりが役割です。
これをやっていたらストレス解消になる、というものを見つけてください。それがあなたの持っている肉体の世の中に対する役割です。
それ以上は求められていないのです。
私もだいぶ前から思っていました。
がんばらなくてもできちゃうことこそが、
天職なんじゃないかな〜って。
がんばらなくてもスルスルできて、
やったらストレス解消にもなっちゃう。
あなたにとって、それはどんなことですか?
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