森びとの会の家をたとえるなら、有機無農薬野菜
安心安全を普通にした快さ
人は、一生のうち家の中でどれほどの時間、過ごすのでしょうか。手間暇お金をかけてつくるマイホームが、世界で一番安心できる場所であって欲しいと願う気持ちは、誰もが共通して持っていると思います。けれども現代社会において、それを実現するのはかなり難しいことになってしまいました。合板や集成材、ビニールクロスから発生する化学物質によって、CS(化学物質過敏症)を発症してしまう人もいれば、火事の時に新建材から発生する有毒ガスによって命を落とす人もいます。また、地震で倒壊してしまい、大切な住まい手の命と財産を守れない家だってあるのです。
そんなことがないよう、森びとの会は、安心の自然素材を使い、確かな技術で家づくりをしています。
一人ひとりの暮らしに合った日本の風土に暮らす家
夏は高温多湿になる日本。私たちのご先祖は、木や土や草といった素材が湿気をコントロールしてくれることを知っていたに違いありません。組んだり、練ったり、編んだりと、素材ごとに手をかけて加工してきました。森びとは、その知恵に習った家づくりをしています。お手本は昔。けれども、見ているのはいまの暮らしです。家のスタイルは、時代に応じて変わるもの。現代にふさわしい、一人ひとりの暮らしに合わせた提案をしています。
コンパクトでものびのび暮らす居心地のいい家
家の広さは面積だけでは語れないんです。小さな家だって、間取りの工夫や視線の抜け方、窓の外とのつながりなど、工夫次第でのびのび暮らせます。小さな家なら、家族との距離が近くて、将来の増改築も容易。建てる時に使う資源も建ててからの光熱費も少なくてすむから、エコノミーでエコロジー。庭を広く取って、第二のリビングにする手もあります。居心地のいい隅っこのような家で、ぜい肉を落とした暮らしをしてみませんか。
手仕事が暮らしを潤すクラフトマンシップのある家
木工やガラス工芸、鍛鉄、焼物など、森びとの会にはものづくりの仲間が大勢います。華美ではないけれど、ていねいにつくられた手づくりのアイテムは、世界に一つしかないオリジナル。手の温もりが暮らしに豊かさと潤いを加えます。