Vol.2
エコロジーライフ花①東京の“花”畑へ、ようこそ!
「エコロジーライフ花(以下、エコ花)」は、“森からうまれ森へかえる家づくり” を目指す家づくり集団 「森びとの会」の、東京エリアを受け持つ会社。
その建てものは、東京の名所として有名な、浅草、隅田川、東京スカイツリーなどにほど近い大都会、台東区・日本堤の 車通りの激しい大きな通り沿いに国産材の木々でつくられた、入るとホッとするオアシスのような空間です。
社長の直井徹男さんと、専務の直井明美さん。
ぶっとく、ガンコで、人情深い社長の直井徹男さんが、 その場をほんわり照らすやさしい灯りのような明美さん(奥さま&専務)とともに、1996年の秋に立ち上げ、「国産木材+自然素材+職人の伝統技法」による家づくりの設計・施工を、自社の設計士や、お抱え大工さんたちと、タッグを組んで行っています。
エコ花で、設計や雑貨店を担当する社員のみなさん。設計事務所や雑貨店と同じ敷地内にある、東京・台東区の倉庫&加工工房の前で。
エコ花の特徴は、家づくりの「工務店」と並行して、家づくりのための国産の木材を保管・加工する「工房」と衣食住にまつわる自然素材商品を展示販売する 「エコ雑貨店」も営んでいること。 そして、極めつけは、それらの東京の店舗とは別に、 福島県の南会津に、自社の木材加工場を持っていることです。
では、設計事務所の様子から順に、写真でざっと、まずは東京の“エコ花”畑のフォトツアーをお楽しみください♪
◆ではまず、設計士さんたちのオフィスからのぞいてみましょう。
さすが、デスクや本棚などの備品も、しっかり国産木材です。
照明の傘は、和紙でつくった試作品?
こちらは、打合せルーム兼、社員のみなさんのリビングルーム。
お隣の仕事部屋同様、一枚板のテーブルをはじめ、床も壁も本棚も 国産材でつくられていて、とっても居心地のいい空間。 こんなリビングルームがあるなんて、なんともうらやましいオフィスですね〜!
お客様との打ち合わせにも使われるリビングルームには、様々な種類の木のサンプルも、たくさん用意されています。
一口に「木」といっても、色も模様も、手ざわりや性質も、ほんとうに多種多様なのですね〜!これ以外にも、板や角材など、いろんな形状の木材見本がいっぱい!見ているだけで夢が広がり、思わず家をつくりたくなってきます(笑)
こちらは、自然塗料の塗り見本。
植物や鉱物が原料の塗料だから、化学的な原料でつくったペンキなどと違って、呼吸が苦しくなるような匂いがちっともしません。
これは、羊毛でできた断熱材の見本。
上がバージンウールで、下はリサイクルウールです。
どちらもふっかふかで、いいきもち。家にウールのセーターを着せる感覚でしょうか…?
土壁の塗り見本。
一口に「土壁」といっても、色はもちろん、材質や風合いなど、 これまたイロイロあるんですね〜!
◆では、お次はエコ雑貨店エリアへ♪
地下鉄日比谷線の「三ノ輪」駅を降り、 車通りの激しい大きな道路・明治通り沿いを7〜8分歩いてゆくと…
木と土の壁、ステキな格子戸… まわりの建物とは、あきらかに一線を隔した佇まいです。
引き戸を開けて店内に入ると、外の喧騒とは打って変わった静かな空間で、ホッ… 。木のい〜い香りに、心がほんわり和みます。
伝統の職人ワザが生きる老舗の調味料や、手づくりジャムなどの加工品をはじめ、日本各地から集められた、エコ花イチオシの自然食品がズラリ。
輸入原料を買いたたいたりせず、生産者の人々にも利益がめぐる公正な取引のもとで作られた、フェアトレードのオーガニックチョコレートも置かれています。
藍染手ぬぐい、イグサのぞうり、焼きものやガラス食器など、見ているだけでも、豊かな気持ちになる手仕事品ばかり。 全国の職人技を集めた、楽しいプチ見本市のようです。
草木染などの布ものもたくさん。微妙な色合いや、やさしい手ざわりに、うっとり。
飛騨(岐阜県)の木でつくられた子ども用の食器。 こんな食器で育ったら、一味違う大人になりそうですね(笑)。
置かれている一つ一つに、ちゃーんと物語があるんだニャ〜♪
こんなタンスや時計が置かれていたら、 お部屋のふんいきが、ステキに変身しそうです。
お皿にもなる、いろんな木でできた まな板たち。栗、樫、桜…もちろんぜんぶ国産材。 色や模様や手ざわりが全部違うので、一枚一枚がアート作品のよう!
↓こちらは、「木をすみずみまで愛用してほしい」という心がにじむ、 エコ花ならではの、10円から買える「木っ端」コーナー。
売上げは、東北支援金として寄付されるとのこと。 ひと手間加えて、フォトフレームや、鍋敷きなどを作ってみたくなりました。
◆さて、次は雑貨店の裏側にある、国産木材の倉庫と加工場エリアへ。
何を隠そう、東京のこのエリアで、国産の木材を こんなにふんだんに取りそろえている工務店は、エコ花だけ!
大きな木材を扱うので、大きな機材も大切な仕事道具。
二階の一室には、お宝材もゴロゴロ。
ここは、東京の知られざる森ですね!
東京・加工場エリア最後の一枚は、ひょっとこ(火男)の原型とも言われる、カマドの神様=火の神様。
火事が出ないように、という祈りを込めて、加工場の入口近くに飾られていました。 何だか社長の徹男さんに似ているような……(笑)
実はここまでは、まだ序の口。エコ花さんのさらなる見所とものがたりは、次回につづきます。クリック!
あたらしい記事
- ビオプラス西條デザイン②エコデザイナー・スピリット
- (2014.9.5)
- ビオプラス西條デザイン①デザインに、“いのち”をプラス!
- (2014.6.20)
- 古民家ライフ②“大和魂”を受け継ぐ、山形の腕。
- (2014.5.4)
- 古民家ライフ①“山形遺産”、ここにあり。
- (2014.4.27)
- エコロジーライフ花②東京砂漠に“花”が咲くまで。
- (2014.4.3)
- エコロジーライフ花①東京の“花”畑へ、ようこそ!
- (2014.3.27)