設計と施工の両方に
責任を持つ
ビオプラス西條デザインは、北海道で自然派住宅をつくり続けているアーキテクトビルダーです。アーキテクトビルダーとは設計者「アーキテクト」と、施工者「ビルダー」を合わせた言葉で、「設計」と「施工」の両方にきちんと責任を持つ建築のプロという意味。私たちがつくる自然派住宅は、設計上の工夫や、素材の吟味、確かな施工技術が必要で、その全てにちゃんと目配りできないと実現不可能なのです。なので、私たちは自戒と誇りをもってアーキテクトビルダーと名乗っています。
自然素材にこだわった、
ビオプラス西條デザインの家づくり
私たちのつくる家は、北海道産の無垢の木だけで建てる100%北海道の木の家です。世の中の多くの木の家は、集成材や合板といった、木の断片を接着剤で貼りあわせてつくった「エンジニアリングウッド」という工業製品を使って作られています。エンジニアリングウッドには「木材の乾燥による割れやねじれがなく、加工が楽」「一本一本の性能にバラつきが少なく、扱いやすい」という施工上のメリットがありますが、「製造過程で接着剤を使うことへの健康への懸念」「長期の耐久性が実証されていない」「生産時に大きなエネルギーを使う」などといったデメリットがあります。私たちは、住まい手の健康や、家の耐久性、環境負荷をじっくりと考えた末、施工の困難さを乗り越えて、無垢の自然素材を使うことを選択しました。
北海道の家づくりのテーマは「寒さ」をどうするかです。自然素材の家だからといって我慢の必要のない、暖かい家を実現しています。そのために、あたたまった空気が家の中をうまく循環するような設計をしています。主に木材が原料の断熱材でも、うまく使えば、十分な断熱性能を発揮してくれます。無垢の木材や、しっくい、和紙の壁紙が湿気を吸ったり吐いたりして湿度を調整するので、室内は年中快適。外装には北海道産の木の板を貼り、木酢液や天然塗料で仕上げています。サイディングなどは使わず、有害化学物質を用いた建材・接着剤なども排することで、環境負荷も抑えます。このように、徹底して自然素材にこだわった家づくりをすることにより、建て主様の健康と財産を護る家づくりを続けています。こんな家づくりをしている会社は、北海道ではほとんどありません。
きっかけは、
わが子のアトピーでした
もともとは、店舗デザインと施工を専門とするインテリアデザイン会社でしたが、自宅の新築をきっかけに、本物志向で長く使える家づくりを目指しました。そのために、健康にリスクのある建材の徹底的に排除することを決めたのです。その決断のきっかけは、私の子どもでした。私には女の子と男の子の二人の子どもがいますが、女の子が、小さかった頃、アトピー性皮膚炎で悩んでいて、アレルギーの専門医のところへ通っていたのです。自分でも調べたりして、食品だけでなく、毎日をすごす住まいの材料の中に、アレルギーの原因となる物質がたくさん使われていることに気が付きました。自分の仕事が、人の健康を害する可能性がある、ということを知った時のショックは大きかったです。
まずは、自分の家族のために自宅兼事務所を建ててみようと決心し、無垢材や自然素材についての勉強を始めました。その経験をもとに自然派住宅づくりへと、会社自体の方向性も、大きく舵を切っていったのです。今から20年前のことです。
そして、BIOスタイル
もともと兄弟で始めたインテリアデザイン会社でしたので、住宅建築を専門とする会社へシフトするために優秀な設計スタッフを集めました。社員は少数精鋭で、打ち合わせ・設計から現場監理まで一人の担当者が継続して対応します。途中で人が変わらないので、細部にまで気配りがきき、最初の打ち合わせの時の話が、引き渡しまできちんと伝わるので、建て主の方も安心できると思います。
こだわった家づくりからは、高価格を連想されるかもしれませんが、「分離発注」という、建て主が個々の材料・資材を直接発注するという形をとっているので、コストカットを実現しています。手間ひまかけた手仕事はカットしていません。
健康という視点から、自然派住宅づくりに足を踏み入れましたが、最近はライフスタイル全般の提案へと関心が膨らみ、「菜園付きのエコアパート」の建設や、BIO(オーガニック)な暮らしをテーマにしたイベントやセミナーもたくさん企画制作しています。畑いじりが高じて、菜園NOTEと菜園CALENDARまで作ってしまいました。詳しくはWebサイトをご覧ください。