名古屋市の東に隣接する長久手市にあるカフェ「珈琲庵 稀月」オーナーのご自宅兼店舗。上の写真は自宅部分のリビング。中央奥の扉から、店舗部分にアプローチできる。
お客様を迎えることもあり、手前に駐車場を広くとっている。ご主人は亀津建築で「剪定講座」の講師をお願いすることもある庭師。自然な感じの石塀、敷石、雑木の植栽などが、いちど訪れたくなる空間がうまく演出されている。
さまざまな石に迎えられる 珈琲庵 稀月の入口。店舗部分の外壁は縦板張りにした。
カフェ南面の大きなガラス窓の手前に、白木の板を交叉させたの棚をしつらえた。小物やちらし類などをお洒落にレイアウトして使っていただいている。
稀月では、アクセサリーや陶器、生活雑貨など、月替わりでさまざまなものを展示販売している。そうしたものを展示できる棚類の寸法や表面の仕上げには、神経を使った。
平屋のリビング。玄関から続く廊下からリビングに来ると、いきなり大きな空間が広がる。その境目に立つ丸柱。
リビングは無垢の床板と白壁でスッキリと構成。ダイニングテーブル脇の窓はあえて高さを抑えたのは、カフェにアプローチするお客様の視線から、自宅が丸見えにならないようにという配慮と、庭を低く切り取る地窓的な雰囲気を作りたかったから。前の写真で、障子を閉めた時の様子も分かる。
ダイニングデーブルの反対側には、薪ストーブと大型テレビ。ストーブ裏の壁には石を貼った。
洗面所はできる限りシンプルに。横長の鏡と洗面台の間の部分は、水がかかりやすい所なので、白壁のままでなくタイル貼りにした。
キ板壁の浴室。木のいい香りを楽しみながら、ゆったりと時間を過ごせる。