山梨市の見晴らし丘という、眺望が素晴らしい場所に建てた家です。地震にも強い「渡り腮(わたりあご)構法」を使い、仕口には車知栓を多用した、こだわりの木の家。もちろん、合板は一枚も使っていません。構造材には、山形県金山町のブランド材である金山杉を使い、板には宮城県の栗駒杉を採用しています。住みやすさと美しさ、それに強さを兼ね備えた家ができました。
キッチンと階段、それとロフトが、吹き抜けの空間でつながっています。この家の見せ場の一つです。
階段は軽やかにつくりました。
奥に薪ストーブが置いてあります。断熱がきちんとされているので、これ1台で全館暖まります。
階段の踊り場につくりつけたベンチには、畳表を使った「いぐさロール」をはってみました。肌触りが心地いいです。
ロフトからの見下ろし
天窓
蔵王に向かう面には、縁台を設置しました。ここに腰掛けて眺めを楽しむのも、よいものです。
畳敷きのリビングから蔵王を望みます。
夜。家族が一体になれる、住みやすい家ができました。