全て国産材にこだわって造られた山麓の家。風景と一体になる住宅を目指して造られた。まだまだ完成形ではない。予算と時間の都合をつけながら今も少しずつ手を加えられ続けている。
心地よく住まう。ただただシンプルに考えて造られた山麓の家は小さな哲学と小さな足し算でこれからも造られ続けていく住宅です。
軒の出は最大で150cmある。周囲の軒を深く出しているので、雨が直接外壁にかかりにくい。そのため、経年変化による壁の変化が見てとれる。
奥様の強い希望によって造られた作業場。趣味は陶芸。ワークショップでみんなで塗った壁はとても味がある。
築160年の古民家を解体した時に頂いてきた靴箱が置いてある玄関。ここに置くものを、数年かけて見つける。家づくりには時間が必要です。
4枚立ちの障子があり、光が差し込む。奥に見える箪笥は庄内地方の箪笥。
平屋に見える住宅ですが、2階建の申請をしている。ですから中に入ると、外見からは想像もつかないぐらい伸びやかな空間が広がっています。梁は地松。
階段の板は楢材。虫食いヶ所もあるが、それはそれで一つの味になっている。