浮造り
天井の杉板の仕上げ用に、
大工さんが杉の板を浮造りにしています。
浮造りとは、写真のような木材の仕上げ方。
って写真じゃちょっとわかりにくいけど…
うづくりとは木材の表面を何度もこすることで、
秋から冬にかけてできる堅い木目(冬目)の凹凸を際だたせる加工のことを言います。
加工の仕方は、ホイールサンダーという、ブラシが高速回転する機械で高速ブラッシングする感じ。
今はそんな便利な機械がありますが、
機械がないころは「かるかや」というのイネ科の植物の根っこや、
和ほうきの繊維を束ねたその名も「うづくり」という道具を使って加工していたとか。
主に、やわらかい杉や桧に用いられる加工。
浮造りをすると立体感がうまれて、目でも手でも無垢の木の味わいがより楽しめます♪
昔からある意匠ってほんとに無限!!
なぜ木をブラッシングしようとしたんだろ…
発酵した大豆を食べて納豆を発見した人と同じくらい不思議!!