エコ疲れ……してる?
こんにちは、エコロジーライフ花のllamaです。
今日も東京はとても暑い!
もちろん全国的に暑いのですが
このアスファルトの照り返しと気温の下がらなさといったら
もれなく皆様におすそわけしたいくらいです。
きちんと地面や森や川があるところでは
夏の夜は気温は下がるものですが
東京はほんとうにずーーーーーっと 暑い!
誰かが言ってましたがこの暑さは災害レベル、とのこと。
うーんうーん、暑い、納得です。
さて今日の話題ですが、ちょっと遅くて申し訳ない
雑誌Newsweekの最新号のひとつまえ
ご覧になりました?
ちょっと衝撃的な見出し、でもなんとなくわかるような……
エコ疲れ してませんか?どうでしょう。
いやもちろん雑誌は『国政レベル』での環境政策の話。
先の見えない二酸化炭素排出量論議やいつまでも達成されない基準値や
声高に叫ばれる環境危機、絶滅していく動植物たち、
近い将来海に沈んでしまうと言われている国のこと……
(いやその全部の特集ではなかったですけど)
さて私たちはなにをしたらいいの?
なんて気持ちは及びもつかない次元の問題も含んでいて
とてもとても手出しできませんが
私たちは私たちで『私たちにできるエコ』に非常に忙しく
そしてその忙しさにわけわかんなくなってるのって
もしかして、すごくあるかもしれないなあ!
と、表紙を見ながらしみじみ考えました。
最近ではいつもどこかで誰かがエコ!といっているわけですし
私たちも『エコ』な話題というものをこうやってブログを通じて発信したりします。
なにを選んでなにを行動するか
そのことによって無言の消費者は発言することができるわけですが
大事なのは『正しい情報』をベースに選択し
いかにそれを『あたりまえ』にすることなんじゃないかなあ と。
たとえば食料自給率の話。
完全国内生産を目指すっていうのはほんとうに正しいビジョンなのでしょうか?
自給率が低い低いといいますが計算の仕方は3つもあります。
農林水産省の食料自給率計算式ページ
〈品目別自給率〉
小麦の品目別自給率=小麦の国内生産量(88.1万㌧)/小麦の国内消費仕向量(608.6万㌧)=14%
(総合食料自給率)
カロリーベース総合食料自給率=1人1日当たり国産供給熱量(1,012kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,473kcal)=41%
生産額ベース総合食料自給率=食料の国内生産額(10.0兆円)/食料の国内消費仕向額(15.3兆円)=65%
こうした前提条件を話さずに、いちがいに「自給率を上げないと!」と
言ったりしていないでしょうか?
もしくはむやみに低い数字だけ取り上げるメディアに踊らされていないですか?
何をベースに何を主張しているか、私たちはちゃんと知っていますか?
難しいですね、とっても。
時代は刻一刻と変わります。
私もまだまだ勉強中すぎてこんなこと書いている身分ではないですが
でも場所にあわせた『あたりまえ』がしっかりとした知識をベースに
暮らしごと提案できて、選んでいただけるようになれるといいな。
そしてそれが『義務』ではなく『楽しみ』になるような。
氾濫するエコブーム、疲弊したエコを見るに
『環境のためのaction』という選択肢を
さらに洗練させ(=淘汰させ)ひとつステップアップする時期なのかなあ
と考えました。
できたら消費型のアメリカ式エコロジーではなく政策として取り組んでいく
ヨーロッパ型のエコロジーを目指したいなあ と。
またこれは個人的な意見ですが。
それではまた。
llama